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フランス語の子音
フランス語の子音字の読み方は、基本的には英語とよく似ていますので、ここでは、英語と異なる点だけ説明します。 まず、Jです。英語では[dз]音を表すことがありますが、フランス語では基本的に[з]音を表します。すなわち、日本語のシの口をして、そのまま「ジ」と発音する場合の子音です。発音するときに、舌が一度も口の上の部分に触れなければ成功です。口の上の部分に触れてしまう場合には、[dз]音になってしまっています。この違いは、フランス語を綺麗に発音する鍵となりますので、しっかり訓練しましょう。 次に、CとGです。英語では不規則であり一語一語丁寧に覚えていく必要がありますが、フランス語では、以下のルールが厳格に守られるため、機械的にそれに従えば済みます。 - 後続する母音がA・O・Uである:Cは[k]、Gは[g]と発音されます。Cを[s]と読ませたい場合には、セディーユをつけます。Gを[з]と読ませたい場合には、Gのあとに無音のEを添えます(例:George〔ジョルジュ〕)。
- 後続する母音がそれ以外である:Cは[s]、Gは[з]と発音されます。
次にRです。英語では舌を丸めて発音しますが、フランス語では咽喉のほうから出す音になります。ネイティヴの発音をよく聞いて真似して練習してみてください。 次にWです。英語では[w]音を表しますが、フランス語では基本的に[v]音で発音されます。 最後に、複合子音です。 - CH:英語では[t∫]〔チ〕となりますが、フランス語では[∫]〔シュ〕となります。
- TH:英語では舌に歯を当てて発音する音になりますが、フランス語では単なる[t]音になります。
- GN:英語では普通に〔グン〕と発音しますが、フランス語では〔ニュ〕となります。この〔ニュ〕は、日本語の〔ニュ〕と異なり、下を口の上にべったりとくっつけて発音します。
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